[視察] Amazon Go シアトル編 #reinvent
タケダノです。
Developers.IO CAFEメンバーです。 re:Inventからの家路に着く前に、シアトルに寄ってAmazon Goを視察してきました。 最後、まさかのre:Inventが待っていようとは・・・。
はじめに
Amazon Goで買い物をするためにはAmazon Goアプリが必要となります。
- アプリのインストール
- Amazon.comのアカウントを登録
- カード情報登録
アプリのインストールをすると、ピクト動画により、簡単なインストラクションが行われます。
店舗情報
店舗情報を確認してみるとシアトルには5店舗という表記があります。
現在の店舗数情報は
- シアトル:5店舗
- サンフランシスコ:4店舗
- シカゴ:6店舗
- ニューヨーク:7店舗
となっています。
今回訪問したシアトルに限定すると5店舗(視察した順)で以下のような店舗名表記になっています。
- 5th & Marion
- Marcy's Building
- 7th & Blanchard
- 300 Bore Ave N
- Madison & Minor
2番目に行って驚いたのがMarcy's Building店です。1, 2階はMarcy'sというアメリカではよく見かける小売りチェーンなので、店舗内に設置されているのかと思いきや、店内を隈無く探しても見つかりません。住所情報にはあるけれども、そもそも6階って・・・・・。そしてふと気がつくのです。「Marcy's Building (Restricted Access:制限付きアクセス)」となっていました。どうやらオフィスビルの6階にあるようで一般公開されていませんでした。残念。
商品の購入
- どの店舗でも、まずはインストールしたアプリを起動して表示されるバーコードをゲート横のスキャナーに読み込ませます。
- 入口ゲートが開いて入店します。
- いくつかの商品を手に取り、時には戻したりしながら、購入する商品を選びます。
- 紙袋は無料ですが、ビニール袋(海外ではプラスティックバッグと呼ぶ)と、何度も再利用できるショッピングバッグは有料で、取ったときには自己申告をアプリで行います。
- 最後は出口のゲートから出ると買い物終了となります。
- 何も買わずに退店しても構いません。
退店後、レシートが届くのですが、レシートが届くまでに4-5分、長いときは10分以上もかかります。
1人で遠くに手を伸ばしてわざと遠くの商品を取ってみたり、2人で一緒に重なるような動きをしてみたり、色々と想定外の動きに挑戦してみましたが精度は非常に高く驚くばかりです。なお、二人以上で入ることはきょようされていますが、品物の交換については、アプリをインストールするときに表示されます。
Amazon Goの仕組みについては、ある程度までは自動なのかもしれませんが、最終確認を人が行っているのかなと想像したりもしますが、今の時点では確証を得られていません。
カフェチーム目線での驚き
Developers.IO CAFEでは、主に位置情報と重量変化を手がかりに情報を処理しています。
これまで、社長の横田だけが実際のAmazon Goを体験しており、CAFEメンバーでは今回我々が初めて体験する機会を得ました。 ということもあり、初期のAmazon Goの情報だけを手がかりに取り組んできた我々からすると大きな驚きが2つありました。
新型棚の登場
- 従来は1商品に対して1つの重量センサが用意されていました。(もちろん、従来型の一商品に一つのセンサという仕組みも残っていました。)
- これに対して、新型棚は重量センサが1つ1つの商品に用意されておらず1段の棚にセンサが組み込まれているようでした。
- 数量は重量で分かります。商品が明らかに異なれば、それも分かります。
- ですが、ジュースの味違いなど重量では分からないものも判断出来ています。
- 詳細は明らかにされていませんが、正しく商品位置を検出出来ているようです。
ドリンクサーバーの登場
- コーヒーや、ジュースなどのサーバーが登場していました。
- 自分のカップを持参しても良いことからカップの抜き取りを見ているようではないです。
- こちらも検出方法が明らかにされていません。
Amazon Goも確実に進化をしていて、とてもワクワクする体験が出来ました。
番外編
シアトル砂糖税
- レシートを見るまで気付きませんでした。
- シアトルでは肥満が社会問題になっています。
- そのため、糖分を取得するような飲料に課税するそうです。
- 健康を視点に置くとタバコ税に似ています。
シアトルは不思議な建物が多い
建造物という点で言うと、バルセロナはアントニオ・ガウディの影響で、モダンな建物が多い街です。しかし、シアトルも負けず劣らずユニークな建物が多くてとてもワクワクしました。街の左に暖流と寒流がぶつかるところがあり良い漁場なのでしょう。フィッシュ・マーケットも盛んでした。
ちなみに日本では長崎、世界ではイギリスのブラックプールなどが似たような気候です。
- こんなに砂浜の棒倒しみたいなビルは見たことがありません。
-
モノレール駅がビルの3階
- ガラス張りのふわふわ
Amazon本社横の建物としてネットでは有名
実は折角の海外ということでPokemon GoをAmazon Goの近くでやっていたのですが、
そんな中、・・・・おや?
どちらが先なのかは分かりませんがシアトルで驚いた大きな出来事でした。
最後に
今回の視察の結果が、いつ、どのくらいDevelopers.IO CAFEに反映されるのか楽しみですね。
追いつけ、追い越せで頑張っていきたいと思います。